国際酒祭り・酒の文化芸術展の趣旨と沿革
国際酒祭り・日本酒文化芸術展は1989年秋から開始されました。開催の母体となった酒祭り実行委員会は、1980年代まで海外に出回っていた日本の酒類が、十分に良質なものとはいえなかった実情に鑑み、もっと上質で、日本の風土と伝統の文化的所産というにふさわしい、芸術品として世界に誇れる日本酒や本格焼酎があることを、国の内外に知ってほしいという願いのもとに、北海道から沖縄までの有志の酒造メーカー約100社や全ビール会社等が協賛して設立され、実行委員会代表に酒類評論家で公正取引委員会の酒類内容表示委員もしていた稲垣眞美(日本ペンクラブ国際委員)が就任しました。
そして、上記の趣旨に基き、日本の文化のすぐれた所産たるにふさわしい国産の酒類を広く展示、紹介する催しを、1989年以後下記のとおり開いてきました。とくに第3回にウィーンで開催してからは毎年ヨーロッパ、カナダなどの欧米諸都市で開き、JETRO、日本大使館の後援を得、またNHK、共同通信社、朝日新聞社ヨーロッパ総局、各国テレビ局、日本国内各紙などのご協力により、酒類コンクールの結果報道も行い、広く日本酒のよさをアピールし、また国際文化交流にも貢献しつつ、現在に至りました。
特に昨2001年は21世紀の幕開きの年であるので、日本に帰り日本酒をもう一度日本の風土と文化の中に位置づけ、全国各地からの百花繚乱の日本酒の、芸術品としての価値を日本の国内の人々にも、また外国から訪れる人々にも見出してほしいと考え、それにふさわしい場所として、京都を開催地に選びました。そして南禅寺・蹴上の景勝の地に京都市国際交流会館があり、酒の文化・芸術展の趣旨を万全に展開できる設備・機能も完備され、また国際文化交流の実も挙げられておられますので、四月の花の季節に開催とした次第であります。
さらに今年2002年は、清新な新名酒の数々の登場と『新しい日本酒の話』(文春新書)発刊も記念し、「いま日本酒が新しい」のテーマで東京にて開催と決定致しました。
| 国際酒祭り実行委員会 〒169-0074 東京都新宿区北新宿1-30-30-127 TEL03-3362-1035 FAX03-3362-1740 代表 稲垣眞美 |
国際酒祭り・日本酒文化・芸術展開催の記録
第1回 1989年10月 東京・静岡、沼津御用邸他 「酒と食物」展示と講演
第2回 1990年10月 福岡・大宰府 「酒と歌」大岡信ら講演、展示
第3回 1991年10月 ウィーン・室内楽ホールと伊勢丹 「日本酒とワイン」
第4回 1992年7月 セビリア万博日本館 「吟醸の芸術とラベル展」
第5回 1993年5月 ロンドン・ハロッズ 「日本酒とグルメ」
第6回 1994年5月 ロンドン、パリ 「酒の美学」
第7回 1995年6月 ロンドン・グロブナーハウス 「日本酒の造り」
第8回 1996年9月 ロンドン、テュッセルドルフ、パリ 「世界の中の日本酒」
第9回 1997年10月 カナダ・オタワ国立美術館 「日本酒の文化」
第10回 1998年3月 トロント国際見本市 「日本の酒と料理」
第11回 1999年5月 トロント・サットンプレイスホテル 「日本酒の芸術」
第12回 2000年6月 ロンドン・カンバーランドホテル 「日本酒の位置づけ」
第13回 2001年4月 京都市国際交流会館 「日本酒の文化と芸術」
第14回 2002年5月 東京・学士会館本館 「いま日本酒が新しい」