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うまひゃひゃ さぬきうどん さとなお著 定価(本体1500円+税)、256ページ 100円で極ウマ! しかも宝探しみたいに楽しい 畑の中の怪しいうどん屋を巡る冒険! 楽しくあたたかい、お笑いグルメ紀行 店&周遊ガイド付き |
100円でこんなうまいもの、もう日本にはほかにない!
現在のような情報氾濫社会の中で、何でいままで知られずに来たのか? 信じられ ないほどうまいうどんがたった100円。経済効率第一の時代に、こんな日常的な食文 化が残っていたなんてほとんど奇跡。畑や山の中にぽつんとある、納屋のような店を 探してオモシロ夫婦と二歳児・響子ちゃんがさぬきうどんを食べまくる!
黒木瞳さんの推薦文がすべてを語る! この本を読みながら、八年前さとなおさんと初めて会った日に食べたのは"登龍"の 四川めんだったことを思い出した。彼は、めん食いを自称していた。めんの種類こそ ちがうが、うどんへの執念と情熱の片鱗はすでに彼の食感に存在していた訳である。 それにしてもこれほどまでにうどんを友のように語った文学書がほかにあるだろうか 。舌鼓を打ちたくなるほどの読後感は罪である。食文化はこうやって生き残り、二十 一世紀へと語り継がれてゆくのだろう。たかがうどん、されどうどんのきわみを、家 族愛とともに描いたさとなおさんのひたむきさに拍手を贈りたい。飽食の時代だから こその逸品である。
黒木 瞳
ウェッブ上のエッセイを本にするに当たって この本は、インターネット上のホームページ「さとなおの極私的おいしいページ」 http://www.ckp.or.jp/satonaoに掲載されたエッセイ「さぬきうどんをCHAIN EATING!」が元になっています。横書きで、かつスクロールによる縦長のスペ ースを比較的自由に使えるウェッブの特徴を利用して、さとなおさんは改行や書体の 拡大・縮小を効果的に使った文章を掲載していたわけですが、それを縦書きに、しか もページという制約のある紙の本に合うように加筆・修正していただきました。さら に、インターネットのことをほとんど知らない人にもすらすら読めるような配慮もし ていただいています。
結果は、ほぼ完璧であると思っています(もちろん、ページ数をこちらで制限した ために、作者にとっては不満もあるとは思いますが)。 今回、作者のさとなおさんには、縦書きワープロで、ページ単位の文字、写真の指 定をしていただきました。原稿用紙に文字を書き連ねていた時代は、作者がページ上 に大きな文字や小さな文字を使いたくても、思い通りの指定やイメージの想像が出来 ないということもあって、結局同じ大きさの文字組みがなされてきました。しかし、 本の表現はもっと多彩であっていいはずです。
ワープロで文章を書くのが普通になったいま、本の紙のスペースを一つの表現スペ ースと考えて、自由に文字などを配置した書籍がもっと出てきてもいいのではないか と思っています。「ホームページで大部分が読めるのだから(実は本バージョンにし かない重要情報もあるのですぞ)、何も1500円+消費税を払って買うことはない」と つぶやいているあなた、ウェッブ上のエッセイがどのような形で本になるのか、とい う画期的な実験でもあるので、ぜひ一冊お買い上げを!
なーんだ。結局調子いいこといって買わせようって魂胆かって? いやその通り。 当社もうどん15杯分のお代をいただくのは心苦しいのではありますが、買えば間違い なく楽しめますし、黒田征太郎さんのイラストを手に入れられますし、カバーのそで にうまそうなうどんのカラー写真が刷ってありますし、中村三奈さんのイラスト地図 は素敵ですし、香子さん、荷方さん、松井さんの楽しい寄稿も読めますし、黒木瞳さ んの帯も付いていますし(帯だけ盗んじゃだめよ)、さぬきに行ったときに確実におい しいお店で食べられるから得した気分になりますよーっ。
なお、ネット上で現在、文中に・・(中黒連打)ではなく……(三点リーダー)を使う べきだという主張が行われていることは、編集も作者も知っていますが、あえてこの 本では・・を使いました。結果については皆様の議論におまかせします。 ところで、余談ですが小社の社長はハズミまたは酔狂でこの会社を引き継いじまっ たので、本人は一編集者として対処してもらえると喜びます。
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